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title: "「いい問いだったか」を振り返る3つの基準"
description: "3つの基準「動いたか」「使えたか」「つながったか」で、質問の有効性をすぐに判断でき、Vol.21で指摘された「フィードバックがない」問題の解決策も見えてきます。この記事は7月20日公開のVol.23で、実践的な1分振り返り手順とAI活用例を交えて紹介しています。"
canonical: "https://novajournal.net/question-design/grow-questioning/vol-23/"
publishedAt: "2026-07-20"
author: "NOVA JOURNAL編集部"
category: "問いのデザイン"
subCategory: "問いの力を伸ばす"
tags: ["問いの技法", "仮説・検証"]
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# 「いい問いだったか」を振り返る3つの基準

3つの基準「動いたか」「使えたか」「つながったか」で、質問の有効性をすぐに判断でき、Vol.21で指摘された「フィードバックがない」問題の解決策も見えてきます。この記事は7月20日公開のVol.23で、実践的な1分振り返り手順とAI活用例を交えて紹介しています。

**問いを立てた。でも、それが「いい問い」だったかどうか、どう判断すればいいのか。「動いたか。使えたか。つながったか。」この3つで振り返れば、自分にフィードバックを出せるようになります。**

### この記事でわかること

- 「いい問い」を判断する3つの基準
- 会議や分析の後に1分でできる振り返り
- AIを使った問いの事後評価

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前回、毎日5分の「問いの素振り」を紹介しました。でも、回数を増やすだけでは上達しません。**立てた問いが良かったかどうかを振り返らないと、同じレベルの問いを繰り返すだけ**になります。

振り返りには基準が必要です。基準は3つ。**「動いたか。使えたか。つながったか。」**

### 動いたか——議論や作業が前に進んだか

![](/images/articles/34ab0067d969809bb417f3231281aef0.png)

一番シンプルな基準です。

「新サービスのターゲットは法人か個人か」と問いを設定した。参加者がすぐに意見を出し始めた。「法人の方が単価が高い」「でも個人の方が獲得コストが低い」。対立も含めて、議論が前に進んだ。この問いは「動いた」。

一方、「新サービスの方向性をどうしますか？」と投げた。沈黙。やがて誰かが「まず市場調査が必要では」と言い、別の誰かが「競合の動きも見ないと」。議論が拡散して、30分後にまだ方向性が決まっていない。この問いは「動かなかった」。

動かなかった原因は、だいたい2つ。**問いが大きすぎた**（Vol.4）か、**参加者のコンテキストが揃っていなかった**（Vol.10）か。「動かなかった」と気づけば、次からは問いを小さくするか、コンテキストを事前に揃えるかで修正できます。

### 使えたか——判断に直結する情報が出たか

問いの目的は、最終的に判断につなげることです。

「解約した顧客に共通する属性は何か」と問いを設定して分析した。「契約から12ヶ月目の更新月に集中している」と分かった。「更新月の前にフォローを強化する」という判断ができる。この問いは「使えた」。

「顧客の満足度を改善するにはどうすればいいか」と議論した。いろいろな意見が出た。でも会議が終わって、「で、来週から何をする？」が決まっていない。情報は出たが、判断に使えなかった。この問いは「使えなかった」。

仮説思考のミニシリーズVol.4で「結論と根拠をセットで言い切れる」のが良い検証のゴールだと整理しました。問いも同じです。**「だから〇〇する」と言えるか。** 言えるなら使えた問い。「いろいろ分かったが、どうするの？」なら使えなかった問い。

### つながったか——次の問いが見えたか

良い問いは、答えが出たあとに次のステップが見えます。

「更新月に解約が集中している」。ここから「なぜ更新月に集中するのか。更新時に何が起きているのか」と次の問いが自然に浮かぶ。サイクルが回っている。

逆に、問いに答えた後に「で、次は何をすればいいんだろう」と途方に暮れるなら、問いが浅すぎたか、大きすぎて答えが曖昧だった可能性がある。

**答えが出た後に30秒以内に次の問いが浮かぶか。** 浮かぶなら良い問い。浮かばないなら、設計を見直すサインです。

### 会議の直後1分で振り返る

3つの基準を使うタイミングは、**会議や分析が終わった直後**がベストです。時間が経つと記憶が薄れる。

やり方はシンプル。会議が終わったら、メモに3行書くだけ。

「今日の問い：新サービスのターゲットは法人か個人か」

「動いたか：動いた。対立する意見が出て比較検討になった」

「使えたか：使えた。法人優先で合意し、来週から法人向けリサーチを開始」

1分で終わります。これを2週間続けると、**自分の問いのパターンが見えてきます。** 「自分は問いを大きく立てすぎる」「主語を入れ忘れることが多い」。パターンが分かれば、次から意識して修正できる。

これがVol.21で挙げた「フィードバックがない」問題への対処です。他の人からのフィードバックがなくても、自分で振り返れば改善できます。

### AIに振り返りを手伝わせる

自分の記憶だけで振り返るのが難しければ、**議事録やメモをそのままAIに貼る**のが手軽です。最近は会議の文字起こしツールも多いので、議事録がテキストで残っていることも増えています。それをそのまま渡すだけで、自分では気づかなかった改善点をAIが指摘してくれます。

```javascript
以下は今日の会議の議事録です。
（議事録をそのまま貼り付け）

この会議では「新サービスのターゲットは法人か個人か」を
論点として設定しました。

以下の観点で評価してください。
①この問いによって議論は前に進んだか
②判断に使える情報は出たか
③次にやるべきことは明確になったか
改善点があれば指摘してください。
次回同じテーマで会議するなら、どんな問いを設定すべきか提案してください。
```

議事録には「誰が何を言ったか」「議論がどこで脱線したか」「結論が出たか」が全部入っています。自分の記憶よりはるかに正確です。AIは「議論の前半10分は論点と関係ない話に脱線している。事前にゴーサインが共有されていなかったのが原因ではないか」と指摘してくれるかもしれません。

議事録がなくても、自分で会議の要点を3〜4行メモしてAIに渡すだけでも十分です。**完璧な振り返りでなくても、「振り返る仕組み」を持つことが大事。** AIはその仕組みの壁打ち相手として十分に機能します。

### まとめ

この記事のポイントを3つにまとめます。

- 「いい問い」を判断する基準は3つ。「動いたか」（議論が前に進んだか）、「使えたか」（判断に直結する情報が出たか）、「つながったか」（次の問いが見えたか）
- 振り返りは会議の直後1分。3行メモするだけ。2週間続けると自分の問いのパターンが見えてくる
- AIに振り返りを手伝わせるなら、議事録をそのまま貼るのが手軽。自分の記憶より正確で、気づかなかった改善点を指摘してくれる

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次回は「AIを壁打ち相手にして、問いを磨く」。Vol.22の素振り③で触れたAIとの壁打ちを、もっと深く掘り下げます。自分の問いを鍛えるためにAIをどう使うか。Vol.18-19の「AIに仕事を任せる問い」とは逆向きの話です。
