---
title: "意思決定メモの型（前編）— 9項目で判断を構造化する"
canonical: "https://novajournal.net/critical-thinking/decision-skills/vol-23/"
publishedAt: "2026-05-11"
author: "NOVA JOURNAL編集部"
category: "AI時代のクリティカルシンキング"
subCategory: "意思決定の技術"
tags: ["意思決定", "思考フレームワーク"]
---

# 意思決定メモの型（前編）— 9項目で判断を構造化する

**意思決定メモは、判断の過程を構造化し、「なぜそれを選んだか」をいつでも説明できる状態にするツールです。**

### この記事でわかること

- 意思決定メモの9項目テンプレート
- 各項目が第3部のどの技術と対応しているか
- AIにたたき台を作らせるときの使い方と注意点

---

「なぜそれを選んだのですか」

上司やステークホルダーからこう聞かれたとき、明確に答えられますか。判断した理由をその場で思い出そうとすると、「なんとなく良いと思った」になりがちです。

意思決定メモは、判断の過程を構造化し、「なぜそれを選んだか」をいつでも説明できる状態にするツールです。第3部で扱ってきた選択肢拡張（第18回）、比較軸（第19・20回）、条件付き判断（第21回）、リスク整理（第22回）の技術を、1枚のフォーマットにまとめます。

### 意思決定メモの9項目

#### ①背景

何が起きていて、なぜ今判断が必要なのか。「今さら説明しなくても」と思いがちですが、判断する本人以外の人が読んだときに文脈がわからないと、判断の妥当性を評価できません。

#### ②目的

この判断で何を実現したいのか。第19回の比較軸を決める起点です。目的が曖昧なまま判断すると、後から「そもそも何をめざしていたのか」がわからなくなります。

#### ③選択肢

どんな選択肢を検討したか。第18回で扱った「3つ以上」を意識する。「他の案も検討した上で選んだ」ことが記録に残る。これが判断の信頼性を高めます。

#### ④比較軸と評価

第19・20回で扱った比較表を貼る。どの軸を重視し、各選択肢をどう評価したか。評価の根拠もメモしておく。

#### ⑤推奨案と理由

どの選択肢を推奨するか、その理由は何か。「比較表を踏まえると、Bが最適。理由は最優先軸であるセキュリティで唯一◎だったため」。1〜2文で書ける形にする。

#### ⑥リスクと対処策

第22回で整理したリスクの3視点（発生確率・影響の大きさ・対処可能性）で記載。リスクを書くだけでなく、対処策もセットで記載することがポイントです。

#### ⑦Go条件・撤退条件

第21回で扱った条件付き意思決定。指標と期限のセットで書く。

#### ⑧必要なリソース

人・金・時間で何が必要か。判断だけして「誰がやるか」が決まっていないと実行されません。

#### ⑨ネクストステップ

決定後の具体的なアクション。「来週月曜にキックオフミーティングを設定。担当はAさん」。ここが曖昧だと、決めたのに動かない状態になります。

| 項目 | 内容 | 対応する回 |
| --- | --- | --- |
| ①背景 | なぜ今判断が必要なのか | 第14回 |
| ②目的 | この判断で何を実現したいか | 第19回 |
| ③選択肢 | どんな選択肢を検討したか（3つ以上） | 第18回 |
| ④比較軸と評価 | どの軸で各選択肢をどう評価したか | 第19・20回 |
| ⑤推奨案と理由 | どれを推奨し、なぜか（1〜2文） | — |
| ⑥リスクと対処策 | 発生確率・影響・対処可能性で整理 | 第22回 |
| ⑦Go条件・撤退条件 | 指標と期限のセット | 第21回 |
| ⑧必要なリソース | 人・金・時間 | — |
| ⑨ネクストステップ | 誰が・いつまでに・何をするか | — |

![](/images/articles/32cb0067d96981b68cc6d5990a87ae4f.png)

### 9項目は第3部の技術の総合編

この9項目は、特別なフレームワークではありません。第3部で1つずつ扱ってきた技術を、判断のタイミングに合わせて並べ直しただけです。

背景と目的は第14回「正解がない問題にどう向き合うか」。選択肢は第18回。比較軸は第19・20回。推奨案は比較の結果。リスクは第22回。Go条件・撤退条件は第21回。リソースとネクストステップは、判断を実行につなげるための項目です。

### AIに「たたき台」を作らせる

意思決定メモのフォーマットをAIに渡して、「この9項目で、今回の判断を整理して」と指示すれば、たたき台を作ってくれます。特に①背景と③選択肢の洗い出しはAIが得意です。

**ただし、⑤推奨案と⑦Go条件・撤退条件は人間が決める。** AIにたたき台を出させることはできますが、自社の状況や価値観を踏まえた最終判断は人間の仕事です。

### まとめ

この記事のポイントを3つにまとめます。

- 意思決定メモの9項目は、第3部で扱った技術を判断のタイミングに合わせて並べたもの
- 「なぜそれを選んだか」を後から説明できる状態が、良い判断の証拠
- AIにはたたき台を作らせ、推奨案とGo/撤退条件は人間が決める

---

### 次回は「意思決定メモの型（後編）—— 3つのケースで使う」をやります。

9項目のテンプレートを、実際のビジネスシーンでどう使うか。ツール選定、採用判断、事業撤退の3つのケースで実践します。
